chiaki./ 3月 5, 2018/ 徒然/ 0 comments

時には昔の話を。

私は小学校〜高校までの10数年間を「暗黒の時代」と呼んでいるのですが
とりあえず、何かを強制されること・型にはめられることが
からっきしダメで、偏屈な性格も災いしてか友達もろくにおらず
先生にも恵まれずで今となっては記憶もあやふやなほどで
記憶はもはや無いのに、嫌な気持ちだけが残っているような時代を送りました。

ドロップアウトな時代を経て、芸大のデザイン科に入学することになるわけですが
大学入学する直前には「友達なんていらねえよ!大学で勉強だけしててやるズラ!!」
…と、こじらせまくっていました。

クロちゃん

大学に入って一週間ほどして、授業も始まりつつあり
私は相変わらず偏屈を貫いていて、友達を作るなどという考えは全く無く、
考えていることと言えば、授業料の元を取るべくいかに効率よく単位を取るか。

そんなときに何故か女の子から声を掛けられました。
「同じ学科やんね?私、Kっていうねん。横座っていい?」
その時は「まあ、こんなバリア張りまくってる人間に声掛けるなんて社交的で奇特な人だ」と、
ただただ驚くばかりでした。
後からわかることですが彼女は私以上に内向的で、
今考えてみると、もしかしたらその時彼女はイチかバチかくらいの感じで
だいぶ清水の舞台から飛び降りたのかもしれません。
「私の事はクロって呼んでね」と言った彼女は
その日から私の中で「クロちゃん」になりました。
その日は彼女と色々話をして、大学でできた初めての友達に自分でも驚いていました。

クロちゃん…?

次の日の授業前、自分の座っていた席から少し離れたところに座るクロちゃんを発見。
昨日の今日なので自分から「一緒に授業を受けよう」と声を掛けるも
なぜか不思議そうな顔をするクロちゃん。
私も不思議に思いながらクロちゃんに話をし続けます。
授業が終わって、クロちゃんと廊下に出てお昼ごはんを食べようと一緒に食堂に向かうと
「おはよう!」と後ろから来たクロちゃんに声を掛けられます。

…えっ…。

私の横にいるあなたは誰。

…とも言えないので平静を装い、クロちゃん(B)とクロちゃん(本物)とで食堂に行きます。
食堂までの道程、冷や汗ダラダラ。
クロちゃん(B)はクロちゃんではなく、TちゃんというNEWキャラでした。
この完璧な人違いはだいぶ後になるまで隠し通しました…。

面白い5人

3人で食堂に行き、おそらくクロちゃんが声を掛けたであろう他の3人が食堂で待っていました。
メガネでちっちゃくて可愛いKちゃん。
今でも私の人生において5本の指に入るくらい美人なNちゃん。
ちょっと背が高くてオタクの雰囲気がややあるネーサン。
(オタクは褒め言葉やからな!!芸大なんてオタクだらけ)
その日からこのときに出会った人たちを含めた5人と行動を共にすることが多くなりました。
みんな今までの学校生活では出会わなかった個性的な人達でした。

うどんのびるよ

ある日、昼ごはんを食堂で食べる前に購買部で買うものがあったため
「時間かかると思うし、後から行くから先に食べてて」と5人に伝え
一人で購買部に買い物に行きました。
案の定、ごった返す購買部。思いのほか時間がかかったので
少し急いで食堂にいる5人の座るテーブルに行くと
ご飯を目の前にして静かに待つ5人。

え、おそくなってごめん…っていうか
うどんのびるよ…?

先に食べててくれてよかったのに、と言うと
「いや、うん、なんとなく」と言うKちゃん。
私は一生この時のことは忘れないと思う。
散々それまでの10数年、対人関係でも嫌なことやうまくいかないことが多くて
ガチガチに張っていたバリアにヒビが入った日だったと思います。

その後

初めの頃はわからなかったのですが
私は凄い5人の中にいるのだということをだんだんと思い知ることになります。
みんな絵が上手いのは当たり前、ネーサンに関しては主席で入学
独特の世界観を持つクロちゃんは4年後の卒業制作で大賞を取って卒業、
Kちゃんもどんどん偉くなり、つい最近には私に仕事を回してくれました(笑)
凄い5人に対し、そもそも芸大も勢いで入ってしまった私、
完全に劣等感を抱くわけですが、
そもそも5人みんな凄すぎて自分と差があるのは当然だったので、
張り合う気持ちも僻む気持ちもなく、マイペースながらなんとか卒業しました。

大学卒業してからは仕事が忙しく、会うこともなくなってしまったり
結婚出産引っ越しで疎遠になってしまったりもしたのですが
ここ最近になって一緒に瞑想のクラスに行ったり
タロットリーディングしたり、見合い写真を撮ることになったりするなんて誰が思ったであろうか…。
歳を重ねるペースが年々早くなって、置かれている状況が変わってしまったりもするけど
こういうのが伝えているのは、あの頃に戻れよ!っていうことなのかもしれません。

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